「判断を仰ぐ」の意味・使い方を解説!「指示を仰ぐ」との違いは?言い換え表現も紹介

自分の権限で判断できない場合、上司・責任者といった目上の人物に判断を願いますよね。

「判断を仰ぐ」とは、上記のような場合に使う表現。仮に判断を同格・目下の相手に委ねる場合、「判断を仰ぐ」とは表現しません。

当記事では「判断を仰ぐ」の意味・使い方・言い換え表現などを解説します。ぜひご一読ください。

この記事の内容

「判断を仰ぐ」の意味を紹介!

「判断を仰ぐ」の意味を紹介!

まず「判断を仰ぐ」が、どのような意味を表すのか解説します。詳細は以下の通りです。

目上の人物に判断を求める

「判断を仰ぐ」とは、目上の人物に判断を求めようとする意味合いです。

多くの場合は自分の一存で決められないため、権限・責任のある上席者にバトンタッチするために使います。

「仰ぐ」自体は敬語ではない

「仰ぐ」は上を向く・顔を上げるといったニュアンスを含む語句。

対人では目上の相手に使うのが一般的であるものの、敬語表現ではありません。

たとえば天を仰ぐ・仰ぎ見るといった表現が、自分自身でも使える点からも明らかです。

「判断を仰ぐ」よりも丁寧な表現は?

「判断を仰ぐ」は目上の相手を想定する一方、表現上は敬語ではありません。

「判断を仰ぐ」を敬語で丁寧に言い換えた表現は以下の3つです。

ご判断のほど

「ご判断のほど」は、判断を申請・上申する意味合いの一言。

「判断を仰ぐ」が必ずしも申請・上申とイコールでないのに対し、「ご判断のほど」は直接申請するニュアンスを含みます。

「ご判断のほどよろしくお願いします」のようにお願いの一言につなげるのが一般的です。

ご判断いただく

「ご判断いただく」は、上司に判断してもらおうとする意向を表した一言です。

「部長にご判断いただく」「課長にご判断いただくつもりだ」のような形が一般的であり、予定の通達・意思表示のニュアンスが含まれます。

ご判断いただきたく

「ご判断いただきたく」は「ご判断のほど」と同義のフレーズです。

目上の相手に申請・上申するための表現であり、「よろしくお願いいたします」のような依頼の一言を付け加えて使います。

「判断を仰ぐ」の使い方を解説!

「判断を仰ぐ」の使い方を解説!

紹介した意味を踏まえ、「判断を仰ぐ」の具体的な使い方に目を向けましょう。注意点も含めて解説します。

ビジネスメールの場合

「判断を仰ぐ」はビジネスメールのやり取りでしばしば使われます。

課題・論点などがある程度定まり、結論部分を上司に判断してもらう状況が代表的です。

「判断を仰ぐ」の誤用例・注意点

「判断を仰ぐ」の誤った使い方としては、語句の意味よりも取り組み方・振る舞い方の誤りが挙げられます。

ビジネスにおいて上司・責任者といった上の役職者に判断を依頼する場合には、案をいくつか用意したり、自身でベストだと思われる意見を用意したりといった配慮・工夫が欠かせません。

上記のようなステップを踏まず、上席者に問題を丸投げするような対応はNG。上司が最終判断を下す手前まで、先回りして用意するのがコツです。

「判断を仰ぐ」を活用したフレーズもチェック!

紹介した意味・使い方を元に、「判断を仰ぐ」を活用した表現もチェックしましょう。代表的なフレーズは以下の2つです。

ご判断を仰ぎたく

「ご判断を仰ぎたく」は、目上の相手に申請・伺いを立てる場合に使う一言。

自分では判断できない事案があり、相談したい旨のニュアンスを伝えられます。

判断を仰ぐべく

「判断を仰ぐべく」は、上席者による判断を申請するために必要な手続きがある場合に使われるフレーズです。

代表的な事例としては、稟議書・申請書といった社内用の書類が挙げられます。

最終決裁者の判断を得るまでに所定のステップがあり、手続きする際の説明には「判断を仰ぐべく」といった表現が妥当です。

「判断を仰ぐ」の類語・言い換えを紹介!

先に紹介した丁寧な表現以外に、「判断を仰ぐ」の代わりとして使える表現を紹介します。

指示を仰ぐ

「指示を仰ぐ」は、YES・NOといったシンプルな形での判断を行えない場合に相応しい表現です。

たとえばスポーツの試合における作戦は、監督・コーチなどが指示する場合が一般的。

ビジネスのようにスタッフが案を提示して、監督が是非を判断するような運営スタイルは極めて稀です。

意向を伺う

「意向を伺う」とは、考え・意見・見解をたずねるといった意味合い。

必ずしも目上の人物が対象とは限りませんが、多くの場合は「ご意向を伺いたく」のように敬語表現に整えた上で、目上の人物に使います。

「判断を仰ぐ」の例文3選!

紹介した基礎知識を踏まえ、「判断を仰ぐ」を実際の文章に組み込んで運用しましょう。例文を3つピックアップします。

例文

残念ながら、現状これ以上の作業はできない。越権行為になってしまうため、いったん上長の判断を仰ぐ必要がある。

例文

「先輩、検証を続けるには時間と材料が足りません」
「確かにその通りですね。よし、僕からセンター長に期間延長を打診するから、判断を仰ぐとしましょう」

例文

「先輩、ここは本部の判断を仰ぎましょう」
「いや、回答を待つ時間はない!我々だけでやるぞ」
「規定違反ですよ!」
「私が責任を取る!人命がかかっているんだ、腹をくくれ!」
「わかりました、従います!」

「判断を仰ぐ」の英語表現

最後に、「判断を仰ぐ」の英語表現を紹介します。

・ask A to make a decision
(例)
“I will ask my boss to make a decision.”
「上司に判断を仰ぎます」

・request approval
(例)
“I requested approval from Head Quarters”
(本部に承認の判断を仰いだ)

まとめ

「判断を仰ぐ」は、決定権を持たない立場であれば必須のフレーズです。

幹部クラスでも役員・取締役会といった上層部の判断に左右されるため、組織に従属する限り判断を仰ぐ場面は避けられません。

「判断を仰ぐ」は語句の意味以上に、使い方・立ち回り方が大事です。タイミング・準備といったポイントを理解した上で使いましょう。

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