旧日光街道「草加松原遊歩道」風情ある松並木でリフレッシュしませんか?

「獨協大学前駅」東口から県道403号線をまっすぐに進むこと5分。目の前に現れる印象的な太鼓橋は草加市のシンボル「百代橋」です。

ここは草加の人々が愛する「草加松原遊歩道」。

草加の人々が愛する「草加松原遊歩道」

心和む美しい松並木をのんびりお散歩してきました。

ランニングする人や犬の散歩をする人、歌碑を見つめる観光客…。

たくさんの人が行き来する、草加松原遊歩道の見どころをご紹介します。

この記事の内容

草加松原遊歩道とは

草加松原遊歩道は、綾瀬川沿いの旧日光街道を整備して作られた気持ちのいい散歩道。

草加市のシンボル「百代橋」と「矢立橋」がかかる、全長約1.5kmの遊歩道です。

歴史

綾瀬川沿いの松並木は、江戸時代から「草加松原」「千本松原」などと親しまれ、松尾芭蕉の『おくの細道』にも登場します。

江戸〜明治時代には800本以上あったといわれる美しい松の木ですが、高度経済成長期に排ガスの影響で多くが枯れ、60本ほどに減少してしまいました。

そんな中、1976年に地元の人々による「松並木保存会」が結成され、手入れと植樹が行われ、現在では600本以上に復活しています。

1983年から遊歩道化が進められ、1985年からの“埼玉シンボルロード整備事業”により現在の「草加松原遊歩道」が完成しました。

日本の道百選・おくのほそ道風景地

草加松原遊歩道の美しい松並木は1987年に「日本の道百選」に選出されました。

草加松原遊歩道の美しい松並木は1987年に「日本の道百選」に選出されました

また、2014年には「おくのほそ道風景地 草加松原」として国の名勝にも選ばれています。

2014年には「おくのほそ道風景地 草加松原」として国の名勝にも選ばれています

草加松原遊歩道の見どころ

それでは、私たちが歩いたコースと草加松原遊歩道の見どころをご紹介しますね。

1.松原綾瀬川公園スポーツ広場駐車場

松原綾瀬川公園スポーツ広場駐車場

草加松原遊歩道の最寄駅は獨協大学前駅ですが、車で行く場合は松原綾瀬川公園に駐車して、矢立橋から歩くのがオススメです。

*草加松原遊歩道には駐車場がありません!

松原綾瀬川公園のスポーツ広場駐車場には20台ほどの駐車スペースがあります。

利用時間は9時〜18時。利用時間外は閉門・施錠されるそうなのでご注意くださいね。

2.矢立橋

松原綾瀬川公園のスポーツ広場駐車場から右手に歩くと、すぐに県道34号線に出ます。

右に曲がると、前方にお洒落な太鼓橋「矢立橋」が見えてきますよ。

「矢立橋」

矢立橋は県道34号線をまたいで、かけられた歩道橋です。

1.5kmの草加松原遊歩道は矢立橋、百代橋によって車道を渡ることなく、歩けるようになっているんですね!

矢立橋の手前で、綾瀬川を渡ります。美しい風景にしばしウットリ!

右手の松並木が、草加松原遊歩道です↓

右手の松並木が、草加松原遊歩道

遊歩道に着きました。

遊歩道に着きました

さっそく矢立橋を渡ってみましょう。

矢立橋を渡ってみましょう

階段の中央にはところどころ、「日光街道・草加」の様子が描かれたタイルがはめ込まれています。

芭蕉が歩いた江戸時代に思いを馳せながら、一枚一枚見入ってしまいます。

階段の中央にはところどころ、「日光街道・草加」の様子が描かれたタイルがはめ込まれています。
芭蕉が歩いた江戸時代に思いを馳せながら、一枚一枚見入ってしまいます

矢立橋の上から県道34号線を見下ろしてみます。

ゆったりとした時間が流れる遊歩道と忙しい現代社会が交差していて、なんだか不思議な気持ちになりました。

矢立橋の上から県道34号線を見下ろしてみます。

矢立橋をくだり、草加松原遊歩道の南端にある「札場河岸公園」へ向かいます。

矢立橋をくだり、草加松原遊歩道の南端にある「札場河岸公園」へ

3.札場河岸公園(ふだばかしこうえん)

草加松原遊歩道の南端にあるのが「札場河岸公園」です。

入り口に立つのは松尾芭蕉の像ですよ。

松尾芭蕉の像

札場河岸公園は、綾瀬川の舟運のおもかげを再現し整備された公園です。

綾瀬川沿いにはソメイヨシノが植えられており、桜の季節にはそれはそれは美しいのだとか…。

松尾芭蕉が草加宿を訪れたのは3月末だったそうで、満開の桜に目を奪われたのかもしれませんね。

松尾芭蕉が草加宿を訪れたのは3月末

札場河岸公園には望楼があります。

札場河岸公園には望楼

内部はこんな感じ。ステキでしょ?

内部はこんな感じ

螺旋階段になっています。

螺旋階段

望楼から綾瀬川を見晴らせます。


望楼から綾瀬川を見晴らせます

「札場河岸常夜灯」ですって。

「札場河岸常夜灯」

4.百代橋

さて、草加松原遊歩道へ戻り、今度は北へ進みましょう。

再び矢立橋を渡り、しばらく歩くと「百代橋」が見えてきます。

再び矢立橋を渡り、しばらく歩くと「百代橋」

百代橋の名前は『おくのほそ道』の冒頭に由来しているんですって。

“月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅人なり”

あぁ…中学校の頃、暗唱した覚えがあるような…。

百代橋の階段の中央には可愛い松ぼっくりがありますよ!

百代橋の階段の中央には可愛い松ぼっくり

橋の上から見渡すと、真正面に獨協大学前駅が見えます。

橋の上から見渡すと、真正面に獨協大学前駅

5.ハープ橋

百代橋と矢立橋の間にあるのが「ハープ橋」…綾瀬川の対岸に渡ることができます。

百代橋と矢立橋の間にあるのが「ハープ橋」

橋の欄干にハープのオブジェが飾られていますよ。

橋の欄干にハープのオブジェが飾られています

1995年にかけられたこの橋は、草加市で国際ハープフェスティバルが開催されることにちなんで「ハープ」橋と名付けられました。18個の小さなハープが飾られています。

18個の小さなハープが飾られています

ハープ橋を渡ると、対岸の松原綾瀬川公園にでます。

6.松原綾瀬川公園

広々とした「松原綾瀬川公園」にはお子さん連れの草加ファミリーが楽しそうに遊んでいました。

「松原綾瀬川公園」

夏は噴水で水浴びもできるのかな?

夏は噴水で水浴びもできるのかな

松原綾瀬川公園を抜けてスポーツ広場まで歩くと…

スタート地点の駐車場に戻ってきました。楽しかった〜!

私たちが歩いたコースです↓

松原綾瀬川スポーツ公園に駐車→矢立橋→札場河岸公園→矢立橋→ハープ橋→百代橋→ハープ橋→松原綾瀬川公園

季節ごとに違った風景が見られそう。桜が咲く頃にまたお散歩に行きたいです。

地図

草加松原遊歩道の口コミ・評価

草加松原遊歩道の口コミを見ると…

「広々とした遊歩道でお散歩にピッタリ」
「道幅が広いので散歩もジョギングもしやすい」

うん、確かに!

のんびり散歩している人も、ジョギングしている人も、観光している人も…広々とした遊歩道にはいろいろな目的の人が集まっていて、それぞれ楽しく過ごしていました。

また、こんな口コミもありました。

「太鼓橋と石畳に風情がある」
「車が通らないので安心して歩ける」
「橋がかかっていて情緒と風情を感じる」」

「矢立橋」「百代橋」が歩道橋になっているので車道を横切る必要がないのがいいですね。

日々の生活に少し疲れを感じたら「草加松原遊歩道」でリフレッシュしてみてはいかがでしょう。

https://twitter.com/desyabari932/status/1374733528701620231
https://twitter.com/6412Tg/status/774497592247848960
https://twitter.com/keichan123da/status/1431234762677514244

草加松原遊歩道の基本情報

名称草加松原遊歩道
種別国指定名勝
住所埼玉県草加市神明2丁目
アクセス東武スカイツリーライン松原団地駅東口下車、正面大通りを東へ進み、県道足立越谷線沿い。
駅から徒歩5分。
駐車場なし(松原綾瀬川公園のスポーツ広場駐車場には20台ほど)
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