あなたの近所に「町のお豆腐屋さん」はありますか?
おやっさんの出身地は、東京都葛飾区柴又。「男はつらいよ」の「寅さん」で有名なチャッキチャキの下町だったので、家の周りには数件の豆腐屋があり、鍋をもって「木綿2丁買ってきて!、絹ごしは高いから木綿だよ!」と母親から念を押されて買いに行った記憶があります。
そんなお豆腐屋さんも、今ではめっきり減ってしまい、埼玉へ越してきた時もかろうじて1件、細々と営んでいるお豆腐屋さんがあります。
豆腐好きのおやっさんとしては、それではさみしすぎる!と、地元の豆腐屋さんを探そうと決意し「草加 豆腐 手作り」でグーグル先生に祈るようにお願いすると、出てきたのが「田川屋」さんでした。
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地元で豆腐製品を作り続けて半世紀の「株式会社松原食品」さんが運営する、工場直売のお豆腐屋さんでした。
お豆腐屋さんの豆腐の味を求めて伺った、田川屋さんのレポートをいざご紹介!
最寄り駅は、東武鉄道・スカイツリーライン「獨協大学前」駅の東口から約800mの距離にあります。
東口を出たら、松原文化通りを東へ進み、綾瀬川を越えて「焼肉・平城苑」が見えたら左折。
住宅街を歩いたら、「セブンイレブン・草加中根2丁目店」が見えてきます。
それを右に曲がって数十mいくと左側に田川屋さんがあります。
駐車場もあるので、車でも来店できますよ。
お店の隣に、4台分ほど止められるスペースがあります。
住宅街にひっそりとある小さなお店なので、カーナビで「田川屋」「松原食品」で調べてみてください。
営業時間は、8:00~19:00で、定休日は日曜日となっています。
※営業時間、定休日は変更となる場合があります。
田川屋の品揃え・田川屋さんは小さなアウトレットだった!
おやっさんの愛車「チャーリー」でこいで、約15分。田川屋さんへ到着。
早速店内へ入り、お店の「お姉さま」に撮影許可を取り、快くご承諾。
その節はありがとうございました。
小さな店舗なのですが、所狭しと食材が並んでいます。
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お店の真ん中に冷蔵庫が置かれていて、お豆腐コーナーはこちら。
田川屋のメニュー
特撰・田川屋(絹ごし)・・・110円
特撰・田川屋(木綿)・・・ 110円
特撰・田川屋(絹ごし)ミニ ・・・ 60円
特撰・田川屋(木綿)ミニ ・・・ 60円
寄せ道楽 ・・・ 100円
おぼろ豆腐 ・・・ 110円
ほか
お豆腐屋さんの豆腐がこの値段で!
スーパーで売っている豆腐の値段と同じくらいだと思うのですが・・・。
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がんもどきや厚揚げなどの揚げ物食材はこちら。
写真を見てもわかる通り、がんもどきや厚揚げの価格が???
なんでこんなに安いんですか!!!
田川屋のメニュー
がんもどき・・・110円
京がんも ・・・ 115円
一口生揚 ・・・ 130円
生揚セット(お買い得品) ・・・ 100円
もめん豆腐(お買い得品) ・・・ 30円
ほか
一口生揚は値札よりもさらに安く!
賞味期限が近いのでしょうか?でも定価で売っているほかの食材と賞味期限は同じなので
なんで??
お店の「お姉さま」に、その理由を聞いてみたら・・・。
製造過程で「形が崩れてしまう」「一部に焦げた跡がある」「端っこの部分は大きさがバラバラになり不揃いになる」という通常価格では販売できない「規格外品」が出てしまうので
それをまとめて「アウトレット品」として販売している。とのこと。
食品を加工する機械の精度が良くなり「規格外品」はあまり出なくなったのですが、出たときはかなりお安くご提供しております。と言われていました。
おやっさん:「じゃあ、今日はかなりラッキーですね。」
お姉さま:「こちらは全然ラッキーではないですけど・・・。(笑)」
おやっさん:「大丈夫です!いっぱい買いますから・・・。(笑)」
こんなやり取りは、昔、通っていたお肉屋さんや、八百屋さんで行なわれていた「日常」だったように記憶しています。
今でもこんなやり取りができる・・・これだけでも田川屋さんに来た甲斐があった!
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こちらの冷蔵庫には、どれもおいしそうなお惣菜が並んでいます。
手作りお惣菜に、お漬物、懐かしい「ラムネ」まで置いてある!
何と言っても、この手書きのポップがいいじゃないですか。
お値段も非常に良心的!
田川屋のメニュー
唐辛子味噌 ・・・350円
田楽みそ ・・・ 310円
釜炊き生姜 ・・・ 215円
丹波黒豆 ・・・ 240円
ひじき煮 ・・・ 165円
菜の花の白和え ・・・ 165円
ほか
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こちらの棚には「豆乳ドーナツ」が並んでいました。
田川屋のメニュー
豆乳ドーナツ・・・350円
げんこつ揚・・・ 200円
地元で獲れたお野菜 ・・・ 100円より
ほか
田川屋のおいしさの秘密
来店したときに気づいたのですが、田川屋さんの奥が(株)松原食品さんだったのですね。
松原食品さんは、地元の学校への「給食食材」を提供している豆腐食品の加工会社。
大豆の味にこだわって半世紀。昔ながらの味を守り続けています。
豆腐って素材の味がダイレクトに伝わってくるので、少しでも味が変わると「おやっ?」と感じてしまうデリケートな食品です。
それを半世紀も守り続けている松原食品さんは、地元の優良企業かと!
子供たちの食を陰で支えている「職人技」が見えてきます。
しかし、実際のお味はどうなんでしょうか?
実食してみないとわかりませんよね。
それでは、おやっさんセレクトで購入した、全5品を徹底的にご紹介しますね。
田川屋・購入食品の「実食レポート」
実際に購入した食品がこちら。
まずはお惣菜の麻婆豆腐になります。
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大体、200gで一人前かな。量的にはちょうどよいサイズ。
見た目は辛そうですが、意外とあっさり目でお豆腐の味もしっかりと感じ取れました。
そのへんはさすがお豆腐屋さん。豆腐の味が引き立つような絶妙な味付け。
写真の通り、「20円引き」だったので思わず手が伸びてしまいました。
この「値引きシール」誰が考えたか、絶対に卑怯です!
このシールが貼ってあると「買わずにはいられない症候群」が発病し、必ず買ってしまうんです。
誰かこの衝動を止める薬を処方してください!
続いては・・・。
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超肉厚がんもどきです。
こちらにも「値引きシール」が貼られていて「俺を買わなきゃ損をするぜ!」と呼ぶ声が聞こえたり、聞こえなかったり・・・。
実食レポートは「生揚」とともに「おでん」にしたのでのちほど。
続いては・・・。
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一口生揚(お買い得品)です。
表示価格は80円でしたが、何の間違いか、50円に価格変更!
これだけの量(11個)ご、50円!
確かに大きさはちょっと不揃いかと思いますが、だから何か?って言いたくなります。
食べるには全く問題ないのですから・・・。
こちらの一口生揚とがんもどきは「おでん」にして食べました。
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コンビニ風の白出汁風味。昆布だしを多めに炊き上げました。
生揚とがんもどきがたっぷりのお出汁を吸うようにじっくりと煮込んだので、口に含んだ時の出汁が美味!おでんは、これが楽しみの一つですね。
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箸で割った断面をご覧あれ!何とも肉厚な「がんも様」です。
豆腐もびっしり詰まっていますが、ふんわり食感がたまらない!お出汁を吸うわけですな。
にんじんもゴロゴロ入っていて、おいしさ倍増です!
生揚も出汁を吸ってジュワっと口の中に広がり、がんもに負けないおいしさ。
生揚のほうが若干固めの食感なので、ふわっと感とぎっしり感の両方が楽しめます。
生揚はおでんにも入りきらなかったので、翌日、カット野菜としめじと一緒に炒め物に。
しっかりとした食材なので、炒め物でも崩れない!
塩、胡椒、めんつゆを入れて、最後は強火で煮詰めて完成。
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ガッツリ炒めたのですが、ご覧の通り型崩れなし。めんつゆのうまみを十分吸ってます。
お肉の代わりに使いましたが、代わりではなく、これからはお肉もいらない!?
だって50円だったんですもの・・・。
続いては・・・。
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じゃーん!!
おやっさんが一番熱望していた「お豆腐屋さんの豆腐」でございます。
しかも例の「買わずにいられない症候群」の「アレ付き」です。
豆腐は木綿!と言われる方は、木綿党に加入してください。おやっさんが党首ですよ。
でも、絹ごしもなめらか食感で大変おいしいんです。
そんな感じで木綿豆腐をいただきますが、食べ方はもちろんこれです。
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これです、これが一番!「冷奴」ですよね。
めんつゆかけもいいですが、ねぎ、かつお節、のつぎはやはり醬油でしょう。
少しだけ醬油をかけていただきます。
まず、豆腐の味が濃い!豆腐がギッシリ詰まっている!これはおいしい!
大豆の味が、直接フリーキックでゴールを射貫くような感じ。ズドーンとくるおいしさ。
田川屋さん、疑ったりしてすみませんでした。
見た目の通りおいしかったです。
最後に、豆腐屋さんのスイーツときたらこれですよね。
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豆乳ドーナツ!
5個入りで、350円はちょっとお高め?と思ってしまったのはいうまでもありません。
ほかの食材が安かったので感覚がおかしくなっている?
では、どんなスイーツなのか食べていきましょう。
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手で割った断面をご覧ください。
ぎっしり詰まったホロホロのドーナツ生地。
食してみると・・・。まず感じるのが、見た目通りのぎっしり感。
ホロホロですが、詰まり方がちょうどよいので柔らかすぎず、硬すぎず。大変おいしかったです。
味は、豆乳の甘さがほどよく、甘さ控えめ。
おやっさんはこのくらいがちょうどよいですが、大手チェーン店のドーナツと比べてしまうと、はっきり言って「甘さは超控え目」です。
こういう食材を子供たちに食べさせたいですね。
しっかりした濃い味が好まれる中で、このようなシンプルな味が少なくなっているような
気がしているのは、おやっさんだけでしょうか?
田川屋・口コミ総評
続いては、田川屋さんの口コミ総評をご紹介いたします。
町の小さなお豆腐屋さんなので、多くの口コミはありませんが、全体的には高評価といったところでしょうか。
田川屋の基本情報
店名 | 田川屋 |
住所 | 埼玉県草加市中根2-19-11 |
営業時間 | [月~土] 8:00~19:00 [日・祝] 8:00~18:00 |
電話番号 | 048-936-5864 |
定休日 | 日曜 |
駐車場 | 有 |
クレジットカード | ― |
テイクアウト | 有 |
デリバリー | ― |
ホームページ | ― |
地図
田川屋・まとめ
いかがでしたでしょうか。
最後に今回の記事のまとめをさせていただきます。
・田川屋は、(株)松原食品が運営する工場直売のお豆腐屋さん。
・東武鉄道・獨協大学前駅より徒歩で15分程度。
・松原食品は、地元に食材を提供して半世紀。職人の技で地元を支える。
・小さい店内には商品がズラリ、豆腐、揚げ物、お惣菜、豆乳ドーナツが揃う。
・どの商品も低価格でお財布にもやさしい。
・規格外品の「アウトレット」あり。あったらラッキー。
・食材は、大豆の味がしっかりとあり、出汁や醬油にも負けない濃い味。
・豆乳ドーナツは甘さ控えめ。しっとりした食感がおいしい。
・口コミでは高評価。ソフトクリーム推しが多数。
地元の豆腐屋さん、実は「アウトレット品」の宝庫だったとは、びっくりです。
大豆の味が濃い、おいしいお豆腐、がんもどきや厚揚げも安くておいしい。
みなさんも、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。